近年、漫画・アニメ・ゲームを原作とした舞台が増えています。最近ではそれらを「2.5次元」と呼ぶそうです。調べてみると、こんな漫画まで舞台化してるの?!これ舞台化しちゃって大丈夫??と思わず興味を惹かれる作品も。今回はジャンプ作品をメインに紹介します♪

必殺技をどう表現するの!?気になるジャンプ漫画の舞台化

舞台化されている作品は、『テニスの王子様』『ハイキュー』『鬼滅の刃』『僕のヒーローアカデミア』『幽遊白書』など。テニプリのミュージカルは有名ですよね♪スポーツ漫画からはハイキューも。高校バレーボールを扱う漫画ですが、スポーツ系はある程度作りやすいのかもしれません。

一方で、幽白やヒロアカなど、妖怪やヒーローが出てくる超人的な描写がメインの作品もあります。特に幽白は、主人公幽助の「霊丸」や、飛影の「邪王炎殺黒龍波」など、必殺技の迫力や格好良さが漫画の欠かせない魅力の一つです。「かめはめ波」の如く非現実な現象を、舞台では一体どうやって表現するのか?!とても気になります!

演劇の漫画化!『アクタージュ act-age』

逆に、演劇を題材にしたジャンプ漫画もあります。それが『アクタージュ act-age』。ジャンプでは異質の役者を題材にした作品です。主人公の女子高生「夜凪景」が無意識に身につけるのは、自らの過去を追体験する“メソッド演技法”というもの。これにより他の人には簡単に真似できない迫真の演技ができる一方で、役になりきることで精神的な負担が大きくなります。(現実の作品だと、バットマンシリーズ『ダークナイト』のジョーカー役:ヒース・レジャーなどがメソッドアクターとして知られています。)

夜凪景がときに自分を見失うほどの演技の描写に、読んでいて思わず鳥肌がたちます!訳あって途中で連載終了となってしまいましたが、舞台化も検討された非常に魅力的な漫画です。

フクD
フクD

一見すると舞台化とは正直相性が悪そうな漫画も!(笑)しかしそれらを役者や演出家がどう表現するのか?!と考えると非常に興味を惹かれます♪ また演劇を題材にした漫画を読めば、作り手側の視点を感じることも出来て面白いです。漫画を通じて演劇を楽しむのもアリですね♫