『ロミオとジュリエット』や『マクベス』で知られる劇作家・シェイクスピア。悲劇が注目されることが多いですが、実は喜劇にも名作がたくさん。今回は『真夏の夜の夢』をご紹介します。

ロバに恋する妖精!?惚れ薬のせいでめちゃくちゃに

駆け落ちを企んだカップルとそれを追う男女が妖精の住む森へ。そこでは妖精の王と女王が喧嘩の真っ最中。妖精の王は、女王に恥をかかせようと惚れ薬の草を使い、目を覚めた最初に見た相手に恋をするように仕向けます。

その相手は、なんと他の妖精の悪戯によってロバの頭に変えられてしまった男!さらに、カップルたちに惚れ薬を塗ったことで、恋のもつれが発生…。妖精がロバ頭の男に愛をささやく一方、カップルたちは大喧嘩というカオスな状況に。

2020年10月に上演決定!過去には蜷川演出も

東京芸術劇場で野田秀樹さん翻案・ルーマニアの演出家シルヴィウ・プルカレーさん演出での上演が決定した『真夏の夜の夢』。今回は割烹料理屋「ハナキン」を舞台に、板前に恋をするなど日本版に設定を移して上演をするようです。

本作は世界中で上演が行われている人気作品。過去には「世界のニナガワ」と評された演出家・蜷川幸雄さんも演出を手掛けています。映画化もされているので、まずはストーリーを知りたい!という方は映画もおすすめです。