「ロックバンドのギタリスト 映画で監督、演出、役者 コントも手がける脚本家 安らぐ場所はスーパー銭湯」2年前、ブレンデッドスコッチウイスキー『シーバスリーガル』のこのコピーとともに澄ました顔でこちらを見つめるその人に、「世の中こんなに多才な人もいるんだな」と思ったものです。今日はそんな、ひとつの側面からだけではわからない、数多の顔をもつ宮藤官九郎さんに迫ります!

『あまちゃん』『いだてん』など数々の名作ドラマを手がける脚本家

宮藤官九郎さんといえば、2013年上期のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の脚本家であるということから、その名を知っている人は多いのではないでしょうか。直近では大河ドラマ『いだてん』の脚本も彼の手によるものです。しかし彼の原点は実はドラマ脚本ではなく、舞台脚本だということを、知っていましたか?

宮藤官九郎さんは、1991年に松尾スズキさんが主宰する劇団「大人計画」に演劇助手として所属したことからその脚本家人生をスタートさせます。「大人計画」といえば今では阿部サダヲさんや荒川良々さんなどの劇団員や、星野源さんなどのアーティストも所属する有名な劇団であり芸能事務所。そこで現在までに全14本の作品が描かれている『ウーマンリブ』シリーズの脚本などを中心として活躍してきました。

ロックバンド「グループ魂」のギタリスト メンバー名は“暴動“

その後、2000年に公開されたテレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』が出世作となり、『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』などの脚本を手がけ、一躍人気脚本家へと駆け上がります。

しかし、宮藤官九郎さんの活躍の場はなにも映画やドラマ、舞台などの架空の物語の中だけにはとどまりません。1997年以降は阿部サダヲさんなどとともに「グループ魂」というロックバンドでギターを弾き、作詞作曲まで担当しています!しかもこのバンド、なんと紅白歌合戦にも出場経験があるほか、日本武道館でライブをやったこともあるんです!つい先日あの話題のYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でも、一度きりの臨場感あるパフォーマンスを見せていますよ!ぜひご覧あれ!

TomonagaAsa
Asa

他にも俳優としてはドラマ『カルテット』に出演するなど、本当に彼の活躍を挙げ始めたらキリがありません!所属しているロックバンドの「グループ魂」は残念ながら2020年の年末をもって解散したようですが、2022年新春に再結成するとの話もあり…?まだまだ目が離せそうにありませんね!!