コロナ禍によりすっかり定着したオンライン演劇。実はその先駆けとも言えるゲキ×シネを、「劇団☆新感線」が2004年からスタートさせていました。今回は、舞台でも映画でもないゲキ×シネの魅力について解説します!

01 ゲキ×シネとは?

ゲキ×シネとは演劇を映像化し、映画館のスクリーンで上映する作品です。「劇団☆新感線」のチケットが入手しづらいことや、主要都市以外でも演劇の感動を届けたいという思いから始まった新スタイルの観劇です。

現在は主流になったオンライン演劇ですが、ゲキ×シネが初上映されたのはなんと2004年9月。当時銀座の丸の内東映で上映された「劇団☆新感線」の『髑髏城の七人~アカドクロ』は、16日間で約5,000人を動員しています。

02 舞台でもなく映画でもない魅力

ゲキ×シネの魅力は、役者の細かい表情や汗までアップで見られること。そして、クリアな音響で臨場感や細かい息遣いまで感じられることです。ゲキ×シネはスクリーンで観ることを前提に、映画製作と同レベルの工程で作られています。演劇ではステージまでの距離により、表情の見えにくさや視点が定まりにくいこともありますよね。その点ゲキ×シネは1点に集中して大スクリーンでリアルなお芝居を感じられます。

かずちぃ
かずちぃ

生の演劇の場合「劇団☆新感線」のチケット代金は1万円以上しますが、ゲキ×シネだと映画と同料金で観られるのも嬉しいですね。演劇と同じように途中休憩があったり、上映後に拍手が起ったりと映画館で演劇を体感した気分になれます。スケジュールをチェックして、ゲキ×シネがお近くの映画館で上映される際は観劇してみてはいかがでしょうか。公式HPはこちら