ミュージカルは舞台役者だけが出演するものだと思いがちですが、意外にもお笑い芸人の方が出演されています。話題性だけでなく、多彩な才能を兼ね備えているのがお笑い芸人の魅力。今回はお笑い芸人が出演したミュージカル作品を紹介します。

01 『レ・ミゼラブル』トレンディエンジェル斎藤司

お笑い芸人が出演したミュージカル作品と聞いて真っ先に浮かぶのが、名作『レ・ミゼラブル』ですよね。2019年に上演された『レ・ミゼラブル』の公演には、トレンディエンジェルの斎藤司さんがテナルディエ役として出演。2021年の公演にも出演が決まっています。(2021年5月21日~10月4日)

斎藤さんは事務所からオーディションの話を提案され、実際に受けて合格したことが出演のきっかけになりました。元々歌が上手な方ですが、コミカルさや憎らしさが加わったことで斎藤さん演じるテナルディエのファンになった方も多いのではないでしょうか。カーテンコールでは持ちネタの「斎藤さんだぞ」を披露し、客席から笑いを誘う場面もありました。『レ・ミゼラブル』公式HPはこちら

02 『ローマの休日』オリエンタルラジオ藤森慎吾

同じく大型のミュージカル作品でお笑い芸人が出演した作品が『ローマの休日』です。(2020年10月4日~2021年1月12日 )この作品にはオリエンタルラジオの藤森慎吾さんが、カメラマンのアーヴィング役として出演されていました。観劇した方からは、藤森さんの演じるアーヴィングは間の取り方や空気の読み方が絶妙だったと高評価。

また藤森さんはアン王女を演じた朝香まなとさんと自身のYouTubeチャンネルでドライブトークをした際、感想が気になりネットで検索したことを告白。そこで「藤森さんのルキーニが見てみたい」という声が多かったことから、「エリザベートのオーディションがあったら受けてみようかな」と話しています。 (藤森慎吾のYouTubeチャンネルはこちら

03 『モンティ・パイソンのSPAMALOT』シソンヌ

お笑い芸人の方が出演されている現在上演中のミュージカル作品と言えば『モンティ・パイソンのSPAMALOT』。(2021年1月18日~2月28日)2014年キングオブコントの優勝者であるシソンヌのじろうさんと長谷川忍さんが出演されています。

この作品は2012年と2015年にも上演された福田雄一さん監督のコメディミュージカル。作品自体の根強いファンも多く、再演のたびにキャストが変わるのも見どころです。上演中は笑いっぱなしだというこの作品。コントでは憑依型と言われるシソンヌの2人の活躍も期待できますね。ミュージカルが初めてという方も構えずに観られる作品です。『モンティ・パイソンのSPAMALOT』の公式HPはこちら

かずちぃ
かずちぃ

今回はお笑い芸人が出演したミュージカル作品を3つ紹介しました。また今後上演予定の作品では、3月から日生劇場で上演の『ウェイトレス』におばたのお兄さんの出演が決まっています。(2021年3月9日~5月2日)『ウェイトレス』の公式HPはこちら
お笑い芸人は意外に歌が上手な方も多く、ネタでの間の取り方がお芝居にも活かされることがあるのではないでしょうか。突然ミュージカルの世界に入るのは簡単なことではありませんが、今後も活躍が期待できますね。